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旧司法試験とは?

弁護士・検察官・裁判官になるための試験を司法試験といいます。この司法試験制度は,司法制度改革によって新しい試験制度に変わり,旧来型の試験制度は廃止となっています。

この現在では廃止されている司法試験のことを,現行の新司法試験と区別する意味で「旧司法試験」と呼ぶことがあります。

ここでは,旧司法試験とはどのような試験だったのかについて,東京 多摩 立川の弁護士 LSC綜合法律事務所がご説明いたします。

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司法試験制度の改革

弁護士検察官裁判官といった法曹になるための国家試験のことを司法試験といいます。

司法制度改革によって,欧米に倣って法科大学院(ロースクール)が設立され,現在では,原則として,これを修了した人だけが司法試験を受験できるようになっています(例外的に予備試験合格者にも受験資格が認められています。)。

そのため,従来型の司法試験は廃止されました。この従来型の司法試験のことを「旧司法試験」と呼んでいます。

この旧司法試験は,平成23年まで行われていました。ただし,平成23年度は口述試験しか行われなかったため,実質的には,平成22年までということになります。そして,その後は新司法試験に一本化されました。

>> 司法試験とは?

旧司法試験の受験資格

旧司法試験の特徴は,受験資格に制限が無いということです。

一般に司法試験というと,法律科目の試験だけと思われていますが,実は教養科目の試験もありました。正式にいうならば,教養科目の試験を旧司法試験第一次試験といい,法律科目の試験を第二次試験といいます。

ただし,大学卒業者や,大学在学中であっても一般教養等の一定の課程を修了した人は,第一次試験の免除を受けることができました。

旧司法試験受験者の大半は大学進学者でしたので,第一次試験の免除を受けて第二次試験のみ受けるのが通常となっていたということです。

そのため,第一次試験を受ける人はあまりいないため,司法試験といえば法律科目のみと誤解されているのでしょう。

この第一次試験には受験資格の制限がありませんでしたから,誰でも受けることができました。つまり,旧司法試験には受験資格に制限がなかったということです。

第一次試験

旧司法試験の第一次試験の試験科目は,以下のとおりでした。

1 大学卒業程度の一般教育科目

人文科学関係(哲学,倫理学,歴史,文学等),社会科学関係(法学,社会学,政治学,経済学等),自然科学関係(物理学,化学,生物学,地学等)の各系列ごとに,論文式及び短答式の方法で行われる。

2 外国語科目

英語,フランス語,ドイツ語,ロシア語,中国語から1つ選択し,その外国語和訳及び和文外国語訳

第二次試験の受験科目

第二次試験ですが,これは前述のとおり,法律科目試験でした。

第二次試験には,3段階の試験がありました。すなわち,「短答試験」,「論文試験」及び「口述試験」の3つです。

短答試験は,「択一試験」とも呼ばれいました。簡単に言うと,五者択一のマークシート形式試験です。

試験科目は,「憲法」,「民法」及び「刑法」の3科目で,各科目20問の合計60問,試験時間は3時間半でした。

短答試験に合格すると,次は論文試験です。ここが旧司法試験最大のヤマ場と言われていました。

試験科目は,「憲法」,「民法」,「刑法」,「商法」,「民事訴訟法」及び「刑事訴訟法」の6科目,各科目2問ずつ出題され,各科目の試験時間は2時間でした。

論文試験に合格すると,最後に口述試験でした。試験科目は,「憲法」,「民事系(民法及び民事訴訟法)」並びに「刑事系(刑法及び刑事訴訟法)」の3科目で,試験時間はだいたい15分程度でした。

この3段階をすべてクリアすれば,旧司法試験合格ということになっていました。

第二次試験の実施

第二次試験は,毎年,1月下旬に願書交付が始まり,2月上旬から中旬にかけてが出願期間でした。

短答試験は,毎年5月第2週の日曜日に行われ,時間は13時30分から17時00分までの3時間30分でした。合格発表は5月末ころから6月上旬ころになされていました。

短答試験合格者はその年度の論文試験を受験することができました。論文試験は,毎年,7月中旬ころに2日間をかけて,1日に3科目ずつ行われ,各科目2時間でした。

論文試験合格者は,その年度の口述試験又はその次年度の口述試験を受験することができるとされていました。

つまり,その年度の口述試験に失敗しても,次の年度は短答や論文を受けずに口述試験だけ受けることができたのです。

論文試験の合格発表は10月初旬ころでした。口述試験は,毎年,10月下旬ころに,1日1科目で3日間をかけて行われていました。

1人ずつ行われるため,順番によっては何時間も待たされたりすることがありました。

口述試験に合格すれば晴れて旧司法試験合格ということになります。合格発表は,11月中旬から下旬ころに行われていました。

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