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司法修習生考試(二回試験)とは?

法曹(弁護士・検事・裁判官)になるためには,司法修習を修了しなければなりません。そして,司法修習を修了するためには,司法修習の最終試験である司法修習生考試(二回試験)に合格する必要があります。

ここでは,司法修習生考試(二回試験)とはどのような試験なのかについて,東京 多摩 立川の弁護士 LSC綜合法律事務所がご説明いたします。

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司法修習生考試(二回試験)とは?

司法試験合格後,合格者は,司法研修所において,司法修習と呼ばれる法曹の実務研修を受けることになります。

その司法修習の最後に「司法修習生考試」と呼ばれる最終試験を受けます。この最終試験に合格すれば,晴れて法曹となることができるのです。

法曹となるためには,司法試験とこの司法修習生考試の2つの試験に合格しなければなりません。そのため,この司法修習生考試は,法曹となるための第2関門という意味で「二回試験」と呼ばれています。

>> 司法修習とは?

二回試験の内容

司法修習生考試(二回試験)は,民事裁判(民裁),刑事裁判(刑裁),検察,民事弁護(民弁)及び刑事弁護(刑弁)の5科目によって行われます。過去には,口述試験がありましたが,現在では筆記試験のみとなっています。

(※以下は旧60期の場合。毎年試験形式に変更があるようです。)

民事裁判科目では,民事事件の事件記録を与えられ,それぞれをもとに,民事判決を起案します。とは言っても,民事判決全文を起案するわけではなく,その判決を書くに当たってのいくつかの問題点についてだけ起案することになります。

具体的には,2つの記録のうちの1つについて要件事実に関する起案をし,もう1つの事件記録について事実認定に関する起案をします。

要件事実起案では,事実摘示,訴訟物の説明,要件事実の説明などを起案し,事実認定起案では,特定の事実を認定できるかどうかについて間接事実を摘示してその評価を行うなどの起案をすることになります。

刑事裁判科目は,刑事事件の事件記録を与えられ,それをもとに,刑事判決を起案します。これも刑事判決全文を起案するのではなく,その判決を書くに当たってのいくつかの問題点について起案するというものです。

メインはもちろん事実認定ですが,量刑判断などについても起案する場合があります。また,刑裁では,別途刑事訴訟に関する小問が出題されることもあります。

検察科目では,捜査記録を与えられ,それをもとに終局処分を起案します。また,検察でも,刑事訴訟に関する小問が出題されることがあります。

民事弁護科目では,民事事件の事件記録を与えられ,それをもとに,最終準備書面を起案します。また,小問として,民事保全,民事執行等の問題が出題されることもあります。

刑事弁護科目では,刑事事件の事件記録を与えられ,それをもとに,弁論要旨を起案します。

>> 司法修習ではどのような科目を勉強するのか?

二回試験の実施方法

二回試験は,前記のとおり,5科目による筆記試験で行われます。そして,1日1科目で試験が実施されます。試験時間は,1科目について,昼食時間を含めて,実に7時間半にも及びます。

7時間半もあるのかと思われるかもしれませんが,実際には時間が足りないくらいです。

試験は司法研修所内において行われます。試験中は,トイレや喫煙は許されていますが,研修所内のそこかしこに監視員が立っていて,カンニング等を行わないように監視されています。

試験中は座席を指定されます。昼食は,その自分の座席でとることになります。昼食中も起案をすることは許されています。多くの人が昼食をとりながら起案をしていたことを思い出します。

二回試験に不合格となった場合

二回試験に合格できなかった場合,かつては,「不合格」以外に「合格留保」という取扱いがありました。つまり,追試を受けることができるということです。

ところが,この合格留保の制度は廃止となりました。今後は,二回試験に合格できないと不合格となり,次の二回試験まで待たなければならないことになってしまいました。

二回試験の厳しさ

このように,二回試験は,5日間しかも1日につき7時間半という体力的にも容易でない試験です。間に休日でも挟まれていれば少しは休めますが,これが5日連続となると相当大変です。

頭脳的にも,毎日違う科目なので頭の切り替えが大変です。特に,刑事科目と民事科目の切り替えは結構大変です。もちろん1科目1科目も頭を最大限使わされるような試験です。

そして,一番つらいのは精神面かも知れません。二回試験に不合格になったら,法曹になれないどころか,再度試験を受けるにしても,次の二回試験まで待たなければならないからです。

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