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裁判官とはどのような職業か?

裁判官は司法権の担い手であるということは,どなたでも知っていることでしょう。もっとも,実際にはどのような職業なのかということはあまり知られていないかもしれません。

そこで,ここでは,裁判官とはどのような職業なのかについて,東京 多摩 立川の弁護士 LSC綜合法律事務所がご説明いたします。

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裁判官とは

裁判官とは,司法権の属する裁判所において裁判事務を行う者のことをいいます。裁判所という国家機関に所属しているのですから,当然国家公務員です。

よくテレビなどで法廷の地奥にある段の上に座っている黒い服を着た人がいるのを見ると思いますが,あれが裁判官です。ちなみに,あの黒い服は「法服」といいます。

海外の映画やテレビ番組などですと,「静粛に」と言いながら槌を叩いているシーンなどを見ることがあるかも知れませんが,日本の裁判官はそのようなことはしません。そもそも,日本の裁判官は槌を持っていません。

この裁判官も,弁護士検察官と同様,司法試験に合格して司法修習を終了した者が任官するのが原則です。

>> 法曹とは?

司法権の担い手としての役割

【日本国憲法第76条第1項】
すべて司法権は,最高裁判所及び法律の定めるところにより設置する下級裁判所に属する。

三権分立や権力分立などという言葉を聞いたことがあるかと思います。これは,国家権力を3つに分けることによって,国家権力の集中から生じる濫用を防止して国民の人権保障を図ろうとする制度のことをいいます。

3つに分けるというのは,国家権力を,立法権,行政権及び司法権の3つに分けるということです。

そして,上記の条文のとおり,権力分立の一角を担う司法権は,最高裁判所と下級裁判所に属するものとされています。ちなみに,立法権は国会に,行政権は内閣に属します。

では,司法権とは何かといえば,具体的な争訟について,法を適用・宣言することによって,裁定する国家作用であると定義されています。代表的なものは,訴訟でしょう。

つまり,訴訟を提起された1つ1つの事件について,法律を適用して判決を下し,紛争を解決するのです。

裁判官はこの司法権の属する最高裁判所や下級裁判所に所属する人たちですから,裁判官の最も重要な役割は,司法権の行使にあるということになります。

>> 裁判所とはどのような組織なのか?

裁判官の独立・身分保障

上記のように,司法権は国家権力の一翼を担っています。それだけに,他の国家権力,要するに政治権力からの干渉を防ぐ必要があります。そのため,司法権の独立が非常に重要となってきます。

裁判官はこの司法権行使の担い手ですから,司法権の独立を維持するためには,裁判官に対する政治権力の干渉を防ぐ必要があります。

そのため,裁判官は,憲法において,特に強い身分保障が与えられています。例えば,裁判官を罷免することができる事由はごく限られていたり,報酬が保障されているなど,憲法上その身分が保障されているのです。

裁判官の種類

裁判官には,最高裁判所の裁判官と下級裁判所の裁判官とがいます。下級裁判所とは,高等裁判所,地方裁判所,家庭裁判所,簡易裁判所のことです。

最高裁判所の裁判官

最高裁判所の裁判官には,1人の最高裁判所長官と14人の最高裁判所判事がいます。

最高裁の裁判官は司法修習修了者だけではなく,官僚出身者などから選任されることもあります。もちろん下級裁判所の裁判官が最高裁判事となることは当然にありますが,全員が下級裁判所の裁判官から選任されるというわけではないのです。

最高裁長官は,内閣の指名に基づいて天皇が任命します。長官を除く最高裁判事は内閣が任命し,天皇が認証します。

下級裁判所の裁判官

下級裁判所の裁判官には,高等裁判所長官,判事,判事補及び簡易裁判所裁判官の4種類があります。

高等裁判所長官は,文字どおり,高等裁判所の長です。大半は判事から選任されます。

判事とは,10年以上のキャリアを積んだ判事補などから選任される裁判官のことです。高等裁判所,地方裁判所又は家庭裁判所に所属します。大半は判事補から選任されます。判事になると,単独で裁判をすることができるようになります。

判事補とは,司法修習終了後裁判官になった人が最初に任命される職位です。要するに,新人裁判官ということです。10年キャリアを積むと判事になります。

判事補の段階では単独で裁判をすることはできないのが原則ですが,特例によって5年以上のキャリアのある判事補は,単独で裁判をすることができる場合もあります。判事補は,地方裁判所と家庭裁判所に配属になります。

簡易裁判所裁判官は,簡易裁判所に配属される裁判官で,高裁長官,判事や判事補その他の法曹の他,長年法律実務に携わったことのある人なども選任されることがあります。裁判所書記官等の出身者も多いようです。

なお,地方裁判所や家庭裁判所の「所長」は職名ですので,官名としては「判事」です。

これら下級裁判所の裁判官は,最高裁の指名名簿に基づいて内閣が任命します。高裁長官はさらに,天皇の認証を受けます。

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