弁護士による相続の承認・放棄の法律相談
遺産相続というと,プラスの財産(資産)だけ受け継がれるもののように思えますが,実際には,相続をすると,被相続人の方のマイナスの財産(負債)も一緒に背負わなければならなくなります。
そのため,民法では,相続人は,その相続を受けるか受けないかを選択をすることができるとされています。
遺産相続する旨の意思表示を「相続の承認」といい,相続をしない旨の意思表示のことを「相続放棄」といいます。
東京 多摩 立川の弁護士 LSC綜合法律事務所では,相続の承認や放棄に関するご相談・ご依頼を承っております。
法律相談料は,5000円(税別)30分を超えるごとに5000円(税別)を追加となっております。ただし,専ら借金など債務しかない場合の相続放棄のご相談は「無料」です。
相続すべきかどうかでお悩みの方がいらっしゃいましたら,東京 多摩 立川の弁護士 LSC綜合法律事務所にご相談ください。
弁護士による相続の放棄・承認の法律相談
相続人の選択権
遺産相続が開始されると,被相続人(亡くなられた方)に属していた一切の権利義務は,相続人に包括的に承継されることになります。
つまり,被相続人が有していたプラスの財産(資産)だけでなく,その方のマイナスの財産(負債)も,すべて相続人に受け継がれることになるということです。
しかし,負債を相続することになれば,相続人には予期せぬ損失が生じるという場合もあります。また,仮にプラスの財産の方が多いとしても,それを受け継ぐことをよしとしないという相続人もいるかもしれません。
それにもかかわらず,相続人の意思に関係なく相続されてしまうとすると,相続人の意思をないがしろにすることになってしまいます。
そこで,法は,相続人に,相続をするかしないかの選択権を与えています。相続をする旨の意思表示を「相続の承認」といい,相続をしない旨の意思表示のことを「相続放棄」といいます。
相続放棄
前記のとおり,相続が開始されると,被相続人の「義務」も相続人に承継されることになります。つまり,債務の支払義務も相続人に承継されるということです。
したがって,例えば,被相続人が借金を負っていた場合,相続が開始されると,相続人がその借金を負担しなければならないということになります。
仮に,その借金がプラスの財産よりも多いとすると,相続によって,相続人は負債を負ってしまうことになり,相続人固有の財産から支払いをしなければならないということになってしまいます。
このような事態になることは,相続人にとっても不測の事態であるということもあります。そこで,法は,相続人が相続をしない旨の意思表示=「相続放棄」をすることができることを定めています。
相続放棄をすれば,負債も含めて一切の相続をしないで済みます。そのため,被相続人が負っていた借金も負担しないで済むようになるのです。
ただし,相続放棄の場合には,すべての相続をしないことになるので,プラスの財産も相続しないことになることは注意が必要です。
また,相続放棄は,それをすることができる期間が限られています。相続放棄できる期間のことを「熟慮期間」ということがありますが,この熟慮期間は,相続の開始を知ったときから3か月以内とされています。
したがって,この期間内に,家庭裁判所に対して相続放棄の申述をしなければなりません。
限定承認
前記のとおり,相続する旨の意思表示を相続の承認といいますが,この相続の承認には,単純承認と限定承認があります。
単純承認とは,何らの留保もつけずにただ相続を承認するというものです。したがって,単純承認をした場合には,資産だけでなく,負債も当然に受け継ぐことになります。
他方,限定承認とは,相続財産で負債を支払ってもなお余りがある場合には,相続をするという留保付きの相続の承認のことをいいます。
単純承認の場合には特に何らかの手続をしなければならないというわけではありません。何もしないでも,熟慮期間の3か月が経過すれば,自動的に単純承認したおとして扱われます。
他方,限定承認の場合には,相続放棄の場合と同様,熟慮期間内(相続開始を知ったときから3か月以内)に,家庭裁判所に限定承認の申述を行う必要があります。
LSC綜合法律事務所におけるお取り扱い
東京 多摩 立川の弁護士 LSC綜合法律事務所では,相続放棄・限定承認の申述のご相談・ご依頼を承っております。相続放棄や限定承認をお考えの方は,当事務所にご相談ください。
もっぱら借金など負債しか遺産がなく相続放棄をしたいという場合のご相談は,借金問題に準じて,法律相談料は無料となります。
他方,そうではなく,資産もあり,限定承認をすべきかどうかや,限定承認の手続に関する法律相談料は,5000円(税込),30分を経過するごとに5000円(税込)を追加となります。
遺産相続のことならLSC綜合法律事務所まで
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